メイクをすると若く見える?
メイクは必ず若く見せてくれる、と多くの人が思っています。ところが統制された実験では、もっと面白い結果が出ました。年齢しだいなのです。40代・50代の女性はメイクで若く見え、30歳では変わらず、20歳ではむしろ年上に見えました。その理由を見ていきましょう。
メイクが顔の何を変えるのか
メイクは、年齢とともに顔から失われていく三つのことをします。肌を均一にし、目・唇・眉を大きく見せ、顔のコントラスト、つまりパーツとまわりの肌との色や明るさの差を強めます。多数の女性を調べた研究では、このコントラストは年齢とともに下がり、デジタルで強めると顔は若く、弱めると年上に見えました(Porcheron, Mauger & Russell, 2013)。
実験:同じ女性の、メイクあり・なし
研究者たちは、さまざまな年齢の女性をメイクあり・なしで厳密に条件をそろえて撮影し、年齢を推定してもらいました。40歳、とくに50歳の女性はメイクをすると明らかに若く見えました。30歳はどちらも同じに見え、20歳はメイクをすると年上に見えました。さらに二つの研究でも同じ傾向が再現されています(Russell ほか, 2018)。
なぜ若い女性はメイクで年上に見えるのか
同じチームの最後の研究で、人はメイクを「大人であること」と結びつけていることがわかりました。そのため、はっきり大人とは言えない顔では、メイクが推定年齢を押し上げるのです。つまりメイクは二つのレベルで働きます。顔そのものへの効果と、それを付けている人について周りに想像させる効果です。
肌の色ムラも効く
韓国人女性を対象にした小規模な研究では、肌の色ムラ、とくに黄みのムラが見た目年齢の高さと関係し、ファンデーションを付けると評価者がつける年齢が下がりました(Lee, Han & Kim, 2018)。メイクの有無にかかわらず、均一な肌が若く見える理由の一つです。
写真ではどうする?
20代で、年相応かそれより若く見せたいなら、軽くてナチュラルなメイク、あるいはすっぴんがいちばん無難です。40代からは、肌を均一に整え、目・眉・唇をはっきりさせることが、年齢を判断する手がかりの面で味方になります。どちらを選ぶにしても、どんな化粧品より光が大切。写真で若く見えるコツと年齢を当てるコツもどうぞ。
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